第1回ムサシノクニCS予選2回戦 shio vs リョクドウ
第1回ムサシノクニCS
予選2回戦 shio vs リョクドウ
Writer:ミキプル
新弾発売前ということもあり、環境は成熟している。定期的にCSへ参加する選手からすれば、メタゲームも理解出来ているはずだ。
本日初回のフィーチャーエリアに現れたのは、今が旬の東陽勢"shio"。先日の関東エリア大会では東陽勢の1人、ともきが代表選手となり、会場で熱い抱擁をしていたのは見逃せない。
仲間の最高な結果を本気で祝福すると共に、謙虚で実力派のプレイヤーだ。
対する相手のリョクドウは、筆者が主催していた大会の常連の1人。2人は以前からの顔見知りであり、大会前からフリーデュエルをする仲であるという。CSでは、ババロコCSぶりのマッチングとのこと。
shio「既にお互い相手のデッキリストを48枚把握しているので、後は運とプレイング次第ですね」
先行はshio。
光マナしか置けないものの、"ヘブンズ・フォース"を唱え、"一撃奪取トップギア"を送り出すが、リョクドウは"メンデルスゾーン"を放ち、2マナブーストを成功させるロケットスタートを決めた。
苦笑したshioは、"絶対の畏れ 防鎧"を召喚して、"一撃奪取トップギア"でシールドをブレイクするが、返しに"フェアリーの火の子祭り"を唱えられ、いよいよ切り札級のドラゴンが登場する雰囲気を感じ取る。
マナセットせず、2体目の"絶対の畏れ 防鎧"を召喚して、アタックせずターンを返す。
いよいよ7マナに到達するリョクドウは、マナセットでタップインを処理したが、"フェアリー・ギフト"を唱えつつ、"超戦龍覇モルトNEXT"を召喚。
効果で"闘将銀河城 ハートバーン"を設置して、スピードアタッカーをまとった"超戦龍覇モルトNEXT"で、シールドへ襲いかかる。
シールドトリガーなる妨害はなく、"超戦龍覇モルトNEXT"をアンタップさせ、"戦将銀河城 ハートバーン"を"超戦覇龍 ガイNEXT"への龍解が成功。
残りのシールドを全て割り切ると、"超戦龍覇モルトNEXT"がshioへトドメを刺した。
Winner:リョクドウ
shio「2ターン目にトップギアを出したのはプレミだったなー、マナに埋めておけば、ザレッド出せたし」
今回、彼が使ったデッキは光バイク。攻めも守りも柔軟なカラーリングを選択している。
shio「こんな酷い事故は初めて起きて驚きましたし、その時の対策は考えてませんでした」
今回のゲームで影響があったか定かではないが、細かいプレイングを見直すことにより、勝率を少しでも上げる努力を怠らない。
小さな積み重ねの1つ1つが、今のshioを作り上げたのである。
そんな全国ランキングトップランカーを倒すことで、まずは勢いをつけたリョクドウ。まだキャリアは浅いようだが、フィーチャーマッチを制したことで、心なしか満足そうな笑みを浮かべた。